2018.07.14
SSL化されていないサイトはGoogleに嫌われる話
企業HPやアフィリエイトサイト、企業個別のランディングページなどを見ているとSSL化という肝心なことをやっていない所が非常に多いなと感じています。
既にネット界の神様であるGoogleは、検索順位の判断の一つとしてSSL化対応の可否を項目に入れると発表しています。
SSLとは
SSLとは暗号化通信のことです。
通信を暗号化することで外部からの盗聴や改ざん、クラッキングを防ぎます。
SSL化されていないサイトは、通信が暗号化されておらず内容が駄々洩れの状態ですので、悪意のあるユーザーがその気になれば、通信そのものをジャックされたり、個人情報を抜き取られる可能性もあります。
自身のサイトがSSL化されているかどうか確認してみてください。
SSL化されているサイトとされていないサイトの見分け方は簡単で、URLの始まりがhttp~かhttps~かを見ます。
httpsはSSL化されているサイト、httpはSSL化されていないサイトです。
SEOにも影響します
上述したようにグーグルはSSLの可否を検索順位の判断の一つとして利用すると発表していますので、SSL化していないとどんなにお金をかけてSEO対策を頑張っても無駄に終わってしまいます。
ちょっとだけSEOの話
HPからの集客を見込んでいる人やWEBメディアを運営している人とってSEOはとても敏感になっていることだと思います。
これは私個人の意見になりますが、100万200万、果ては500万とか中途半端な費用を出してSEO対策を行ってもあまり意味ないと思っています。
何年か前は外部リンクを大量に集めて、検索順位を無理やり引き上げるというやり方が流行りました。
被リンク数を集めることが最も効果的なSEO対策だったんですね。
当時はこのリンクを買うために数百万円の費用を投じる人もいました。リンク数を買えば上位表示できていた時代ですので、上述した中途半端な費用でも充分な費用対効果を得られました。
ただ、この手法はユーザーにとってメリットにならない、ゴミのようなサイトが上位表示されてしまうことからグーグルに対応され、当時この手法で上位表示していたサイトは軒並み検索圏外に飛ばされてしまっています。
現在は、内容が濃く、ユーザーにとってメリットがあるサイトを上位表示するように改良されていますが、それでもプログラム上のSEO、サイトマップの簡略化は有効です。
ただ、今のグーグルの検索エンジンに適合したSEO対策はとても大変で、本気でやるなら莫大な費用がかかります。
WEBメディアを主体としている大手企業がSEO対策にかける費用は、だいたい年間2000~5000万円ほど。
SEO対策を頑張るよりも、より上質な記事や上質な内容を込めたサイトを作るのがよっぽと現実的だと思います。
まとめ
SEOはともかくとして、SSL化の対応をまだ行っていない人がいるのであれば、手が空いた時にでもやっておいた方がいいと思います。
万が一の時に被害を被るのはサイト管理者ではなく、サイトに来てくれたユーザーです。
お客様への配慮としてSSL化は必要最低限行うべきマナーだと私は思っています。