2018.12.11
wifiがつながらないときに試すこと。
マンション等の集合住宅で無線lanを利用しているで、たまにネットが繋がりにくいなーっと感じた方もいるのではないでしょうか。
ちょっとした豆知識として、無線lan使用時にネット環境が遅くなった時の対処法を書いておきます。
必ずしも改善するわけではありませんので、気休め程度に。
集合住宅でwifiが遅くなる理由
無線lan利用時に通信が遅くなる理由は、大まかに3つ。
①:回線に繋がっている端末が多い
回線に繋がっている端末が多ければ多いほど、原則通信は遅くなります。
細かい理由は記述しませんが、台数に比例してそれだけ多くのトラフィックが発生するため、ルーター側で処理に時間がかかるのが理由。
また、wifiで利用されている周波数は2.4GHz帯が一般的で、ほとんどのルーターは、初期設定時に9割近くこの周波数に設定されています。
100世帯の集合住宅の場合は、100世帯がこの周波数に接続しますので、特に夜間帯の時間がつながりにくかったりします。
日中は快適に通信できるのに、夜間は遅くなる理由は大体これです。
②:電波干渉
よくあるのが、家電製品が発する電波による干渉で通信が遅くなることがあります。
これは、家電製品が2.4GHz帯の周波数を利用していることから起こります。
③:建物がRC造である
コンクリートや鉄は電波を通しにくいため、ルーターとの境に壁がある場合は、通信が遅くなったりします。
特に窓がない部屋の場合は、顕著に影響を受けるため、あまり通信が遅い時はルーターを窓際に置くなどの対応で改善することがあります。
対処方法
通信が遅いなーっと感じたときの応急処置的な対応は下記の通り。
①:ルーターのパフォーマンスレベルを上げる
大体のルーターはパフォーマンスレベルを設定できるようになっています。
通常は「ノーマル」に設定されていますので、これを「ハイパフォーマンス」にあげると通信が強くなります。
ただ、「ハイパフォーマンス」にすると当然ルーターの出力が上がりますので、バッテリーの減りが早くなるので充電しながら利用するのがいいでしょう。
②:周波数を変更する
2.4Ghz帯が混みあっている、もしくは電波干渉を受けている場合は、周波数を変更することで改善されることがあります。
ほとんどのルーターは2.4GHz帯と5GHz帯の利用できるようになっていますので、これを5GHz帯に変更します。
5GHz帯を利用している人はほとんどいないので、2.4GHz帯に比べ高速になるケースもありますが、5GHz帯は電波法による制約(例えば屋外で5GHz帯を利用すると電波法違反になります)を受けますので、よく調べてから利用するようにしてください。
個人的にはルーターのパフォーマンスレベルをあげる対応が一番無難かなっと思います。
※周波数変更は応急処置的な対応です。継続的に5GHz帯の利用はおすすめしません。
これで改善されない場合は、各キャリアに連絡して適切な対応方法を教えてもらうようにしましょう。